【社労士が教える労災認定の境界線】第314回 荷主の作業所で荷台から誤って転落
2020.06.26
【安全スタッフ】
災害のあらまし
運送会社Bに勤務するAが、荷主の作業所で自社のトラックの荷台に入れていた荷物の積み込みや整理作業を行っていた。荷台で後ろ向きで歩いていたとき、背中側をよく見ずに誤って足を滑らせて荷台から落ちて、頚椎症性脊髄症となり、約半年の労務不能となる休業で通院加療を要する見込みとなった。
判断
本人に過失があったものの、業務上の災害として労災認定された。
解説
今回の災害は、トラックの荷台より荷物(大小いろいろあり)を積み込み・荷物の整理作業をしていた際に発生。荷台で…
執筆:一般社団法人SRアップ21 兵庫会
社会保険労務士夢野事務所 所長 夢野 智行
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2020年7月1日第2357号 掲載