【想いはせれば】第135回 TBMを有意義に
2020.07.27
【安全スタッフ】
▶「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ、二日酔いでも寝ぼけていても、タイムレコーダーガチャンと押せば、どうにか格好がつくものさ」、昭和37年(1962年)当時、大人気を博していたハナ肇とクレイジーキャッツの「ドント節(作詞:青島幸男)」の一節です。
当時、私が勤務していた工場でも、就業定刻までに入場門に隣接したタイムカード室の機械で時刻を刻印すれば、それで就業時間に職場に入場したことになっていました。したがって、サイレンが鳴って始業時間間際に出勤してきた者は、タイムカード室に駆け込んできて、少し時刻が遅れた機械を探して刻印したりしていました。定刻前に刻印さえしてしまえば、クレイジーキャッツの歌じゃないが「どうにか格好がついた」ものでした。
▶昭和40年代の始めころになると、多くの事業場で始業前に「ツールボックス・ミーティング」(TBM)や職場体操が各職場で一斉に行われるようになりました。…
執筆:セフテイレビュー 代表 末松 清志
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2020年8月1日第2359号 掲載