【企業活力生み出す副業・兼業運用術】第20回 秘密保持誓約書・副業許可通知書 変更にも報告求める 条件付すなら話合い必要/田村 裕一郎・井上 紗和子
2020.08.27
【労働新聞】
秘密情報が何か示して
前回、副業許可申請書について述べ、その際の添付資料として、副業許可申請の段階で秘密保持誓約書の提出を求めるべきであることに触れた。秘密保持誓約書の提出は、企業が副業を許可するに当たりとくに留意すべき点である①労働時間管理、②健康確保、③企業秘密等の流出・流入の防止のうち、③の観点から必要となる(③について、詳細は第17~第18回参照)。本稿では、この秘密保持誓約書の一例を紹介する(図1)。なお、これらの副業許可申請書および秘密保持誓約書は、本業先の視点で作成しているが、副業先においても、労働者を雇用する際に同様の書類の提出を求めるべきである(内容については、副業先との立場を踏まえて加筆修正が必要となる)。…
筆者:多湖・岩田・田村法律事務所 弁護士 田村 裕一郎・井上 紗和子
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令和2年8月31日第3270号11面 掲載