【本当に役立つ!こころの耳】第132回 職場の快適度チェック 集計結果の分析

2020.10.12 【安全スタッフ】
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 「職場の快適度チェック」はソフト面における職場の現状を的確に把握し、具体的な職場全体の取組みに役立てるためのものです。今回は、実際のチェックシートの集計結果の評価と分析について紹介します。

評価1:平均値の評価

 職場の快適度チェックでは、回答結果の標準値および標準範囲が決まっています。各領域の平均値および総合計の平均値が標準範囲内に入っているかどうかで評価を行います。「チェックシートⅠ(事業所用)」に関しては、平均値の標準値は「3.3」、標準範囲は「2.8~3.8」です。また、「チェックシートⅡ(従業員用)」に関しては、平均値の標準値は「3.0」、標準範囲は「2.5~3.5」です。事業所側および従業員側の平均値が標準値より高い値を示した場合は、職場の快適感が高く、職場環境が良いという傾向を示しています。対して、平均値が標準値より低い場合には、快適感が低く、職場環境がよくないということを示しています。ただし、結果の解釈は各事業所の事情により異なるものですので、その職場の部署、年齢、職種、就業形態、性別などごとに平均値を求めたうえで、その結果を検討して職場の問題点に気づき、正しく状況を把握することが重要です。…

執筆:(一社)日本産業カウンセラー協会
こころの耳ポータルサイト運営事務局 事務局長 石見 忠士

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2020年10月15日第2364号 掲載
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