【社長と人事部長への社労士使いこなし術】第5回 スキルアッププログラム 担当者の育成委ねる 連携深まり紛争予防にも/守屋 志保
2020.10.29
【労働新聞】
企業の人事労務担当者には、ベテラン社員もいれば初心者もいる。たとえば入社手続きの際、前者の場合は、必要な情報を社労士に素早く提供することができる。一方、後者の場合は入社情報を社労士に提供していない状況で、「2週間前に入社した社員から、保険証がまだ届かないと問合せがあったが、いつ届くのか?」などと連絡してくることもあり、まずは入社手続きの流れから説明することになる。
同じ「入社手続き」を社労士に依頼したとしても、担当者のレベルにより、社労士との連携に差が出る。この差は社労士への「満足度」に直接影響していく。連携がスムーズであれば当然満足度は上がり、そうでなければ不満が募る。
社労士への不満が募っている会社では、…
筆者:ドリームサポート社会保険労務士法人 特定社会保険労務士 守屋 志保
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令和2年11月2日第3279号6面 掲載