【本当に役立つ!こころの耳】第136回 職場の快適度チェック 製造業での調査事例
2020.12.10
【安全スタッフ】
今回は、製造業で職場の快適度チェックを実施した事例をご紹介します。
人員補充が十分ではなく
電気機械器具の製造業です。労働者数は171人、調査者数は144人でした。当時、不景気の余波で人員削減を行ったことで、経営者は従業員に不安感を与えたことが気になっていました。その後、受注が増えていますが、人員補充が十分でないため、一人ひとりの負担が大きく、ストレスを感じていると思われるところもあります。また、一部の部署では、土日発注や急ぎの仕事などが多く、休日出勤もあります。
個人が特定しないよう配慮
調査対象者は、全従業員とし、8月下旬から9月上旬に調査を実施することになりました。その時期に階層別研修を予定していたので、管理者へは研修時に主旨説明と調査の実施を行うことにしました。管理者が事業所側として調査を実施する場合に、「部下が自分の職場や仕事についてどのように感じていると思うか」という観点で答えるようにと誤解のないよう念入りに説明を行いました。…
執筆:(一社)日本産業カウンセラー協会
こころの耳ポータルサイト運営事務局 事務局長 石見 忠士
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2020年12月15日第2368号 掲載