【ぶれい考】合言葉になるネーミング/橋本 久美子
2020.12.17
【労働新聞】
連載をさせていただいて1年。今回が最終回だ。吉村の実際の取組みをお話ししてきたが、振り返ってみると2つ共通点があることに気付く。「ネーミング」と「ヒトファースト」だ。
ネーミングのコツは、面白く口にしやすいこと。正しさよりも社員に親しみを持って伝わることに主眼を置く。過去に紹介した壁新聞(経営会議進捗報告)やノーベル起案(社員起案)以外にも、経営計画書は「マル秘ノート」、立候補は「自らマインド枠」と呼ぶ。
ヒトファーストは、世の中の制度や法令の変化に合わせて手を打つ制度ファーストよりも、実際に社員が働くのが難しくなったときにどうしたら働き続けられるか、と課題から考えて新しい制度を生んでいる。
その2つの要素を含む「ドリームジャンボ休暇」が生まれたのは3年前。…
筆者:㈱吉村 代表取締役社長 橋本 久美子
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令和2年12月28日第3286号5面 掲載