2018年5月配信の連載記事

2018.05.31 【労働新聞】
【今週の注目資料】諸外国における副業・兼業の実態調査(JILPT)

海外でも5%程に留まる 全体に占める副業従事者の割合をみていくと、イギリス3.9%(112万人)、フランス5.4%(139万人)、ドイツ6.9%(307万人)である。アメリカは、被用者全体に対し4.9%(755万人)だった。女性の方が多かったほか、低賃金・低技能の仕事との副業者が多くを占めた。 ドイツでは、パートタイム労働の一種で、月の賃……[続きを読む]

2018.05.31 【労働新聞】
【雇用社会の未来予想図~技術革新と働き方~】第20回 AI時代に、何を学ぶべきか/大内 伸哉

 AIでは対処できない能力の獲得が今後企業には欠かせなくなる一方、内部の人材を育てている余裕はなく、外部の専門人材を調達するようになる将来を前回筆者は描いた。企業と個人の双方が獲得を迫られる同様の能力とは「知的創造力」だと解説する今回、これまでの日本に欠けていた教育分野であることを説明しながら、学校教育の見直しも提言する。求められる創造力……[続きを読む]

2018.05.31 【労働新聞】
【超高齢社会の働き方・働かせ方】第20回 セカンドライフセミナー 退職後の収支を試算 「70歳まで」へ気付き促す/糸賀 大

「自分の問題」と認識を  ここ数回、高齢者にふさわしい資産形成手段についての情報提供が続いたが、今回からは改めて働き方・働かせ方の革新というテーマに戻る。 (1)働き方の革新  今、政府が提唱している「働き方の革新」とは、正確にいえば「働かせ方の革新」に過ぎない。働かせ方とはつまり、雇用主が「労働者にどう効率的に働いてもらおうか」という意……[続きを読む]

2018.05.31 【労働新聞】
【ぶれい考】霧の向こう側へ/諏訪 康雄

 「一般庶民は国家のことなど念頭になく、真実虚偽の区別もせず、因習的な迎合の才に長けていて、賛同の叫びと歓呼の声を挙げてはしゃいだ」。フェイクニュースに翻弄される現代の描写ではない。2000年近くも昔の帝政ローマ社会の一描写である(タキトゥス、國原吉之助訳『同時代史』ちくま学芸文庫)。 人びとはしばしば、みずから何かを構想したり、構築した……[続きを読む]

2018.05.31 【労働新聞】
【人事学望見】第1149回 転職市場における解雇トラブル 外資系でも日本的な対応めだつ

 2008年秋のリーマン・ショック当時、東京都心のビルから私物を入れた段ボール箱を抱えて出てくる社員には驚いてしまった。世界一解雇の難しいわが国では、突然の解雇通知が通じるわけはないからだ。またそれに応じる社員の姿に違和感を覚えたものである。ハシにも棒にもかからぬ わが国に進出する企業にとっては、長期雇用システム下で戦力を育てていく国内企……[続きを読む]

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