2018年8月配信の連載記事

2018.08.30 【労働新聞】
【ぶれい考】キャリアは道連れ世は情け/諏訪 康雄

 キャリアの展開は旅に似ている。 初めての知らない土地や国へ行くには、団体旅行が便利だ。交通機関も宿泊も、食事も見学箇所も、何から何までセットされ、ツアコン任せで気軽に旅を楽しめる。しかし、何度か訪れた場所や自分なりにこだわりのある訪問先を、心ゆくまで探訪しようとしたならば、個人旅行に限る。 なるほど、準備に時間や労力はかかるし、お金もか……[続きを読む]

2018.08.30 【労働新聞】
【有効活用 ストレスチェック~集団分析と職場環境改善~】第9回 コミュニケーション改善 関係の構築が前提 情報共有は職場全体で/内田 信二

 職業性ストレス簡易調査票によるストレスチェックの結果から集団を分析し、職場環境を評価するツールに「仕事のストレス判定図」がある(図)。この判定図は、仕事の量的負荷とコントロール(裁量権)不足によるストレスを示す左側と、上司や同僚の支援状況によるストレスを示す右側の2つの図で構成される。職場環境改善の活動も、左の図に関係が深い勤務時間や休……[続きを読む]

2018.08.30 【労働新聞】
【人事学望見】第1161回 労働能力喪失と職場復帰 休職中の職場環境変化が主要因

 傷病による労働能力の欠如・喪失を理由とする解雇は業務上の場合、労基法19条1項で「療養の期間およびその後30日間」は禁止されている。復職に当たっては、職務遂行が不可能な程度まで低下しているか否かのほか、使用者が雇用維持の可能性を検討したかも問題となる。本人自体に問題みられず 業務内容の変更による雇用維持の客観的可能性などをめぐって争われ……[続きを読む]

2018.08.30 【労働新聞】
【今週の注目資料】平成29年労働争議統計調査(厚生労働省)

総争議件数が過去最低に 平成29年における総争議の件数は358件、総参加人員は13万2257人だった。前年に比べ、件数は33件(8.4%)減少したが、総参加人員は6万2724人(90.2%)増加した。総争議件数は、21年以降減少を続けている。29年は、昭和32年以降で最も少なかった。 総争議のうち、労働委員会など第三者が関与した争議行為を……[続きを読む]

2018.08.30 【労働新聞】
【国土を脅かす地震と噴火】28 飛越地震と鳶崩れ㊤ 火花が飛び散る岩なだれ/伊藤 和明

 1858年4月9日(安政5年2月26日)の未明、北アルプス立山連峰の西、現在の富山・岐阜両県の県境付近で大地震が発生した。飛騨と越中での被害が大きかったため「飛越地震」と呼ばれている。  この地震は、第一級の活断層である跡津川断層の活動により生じた。規模は、従来M7.0~7.1(理科年表など)としていたが、近年、被害分布などを基に再検討……[続きを読む]

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