2019年7月配信の連載記事

2019.07.26 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第325回 貨物運送会社広島営業所事件 荷積みで腰痛に安全配慮義務違反認めず 鹿児島地裁平成30年1月23日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y社は、自動車貨物運送を業とする会社であり、鹿児島に本社があるが、広島市にも営業所がある。原告Xは、トラック運転手として働いていたが、平成26年5月に広島営業所に応援を命じられ、平成26年6月19日から広島営業所で業務を開始した。  広島営業所での作業は、営業所に隣接するY社の飲料工場内の製品積込み場において、コンベ……[続きを読む]

2019.07.26 【安全スタッフ】
【社労士が教える労災認定の境界線】第296回 業務上による精神疾患の治癒後に再発

災害のあらまし  物流会社に勤務する課長代行が、昭和63年10月に「抑うつ状態」(第一次発症)との診断を受け、同年12月に職場復帰し、平成元年7月に治療を終了した。平成4年4月に再び「抑うつ状態」(第二次発症)と診断され同年10月に職場復帰したが、平成7年に再び「抑うつ状態」(第三次発症)と診断され平成9年に退職した。 判断  最初の抑う……[続きを読む]

2019.07.26 【安全スタッフ】
【建設労務安全衛生…こんな時どうしますか?】5 じん肺の労災最終事業場の証明を求められた

 当社は総合建設業を営んでおりますが、じん肺にり患したとして、元下請作業員から当社の現場がじん肺にかかわる作業で最後の事業場だから、労災適用のために最終事業場としての証明をしてほしいと求められました。どのように対応したら良いのでしょうか? もし、証明をしたらどんな結果を当社に招いてしまうのか心配です。 証明と責任は別物です。調査して間違い……[続きを読む]

2019.07.26 【安全スタッフ】
【統計資料】令和元年における労働災害発生状況 令和元年6月速報値

 本欄は厚生労働省労働基準局安全課が毎月まとめて発表する「労働災害発生状況(速報)」を編集したものです。各表の単位は死傷者数、死亡者数、増減数が「人」、構成比、増減率が「%」。また数値の「-」は減少を示します。なお前年速報値は集計時期同期の数値を使用しています。データベースは次のとおり。…[続きを読む]

2019.07.26 【安全スタッフ】
【想いはせれば】第111回 低周波騒音

▶「夜、お隣のクーラーの音がうるさくて眠れないのです。区役所に電話したらオタクを紹介されたので…」。そのころ私は環境調査機関に出向していて、このような調査の依頼に応えていました。  8月の暑い日、依頼者のお宅に行き隣家のクーラーの騒音を測定しました。結果はこの地域の昼間、夜間の規制値を下回っており、その旨を説明して帰ろうとしたら「夜はもっ……[続きを読む]

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