2024年9月配信の連載記事

2024.09.26 【安全スタッフ】
【事故防止 人の問題を考える】第187回 木材・木製品製造業の労働災害防止の好事例⑩

死亡災害契機に全社活動を開始  これまで、ある木材・木製品製造企業の労働災害防止活動の取組みを9回にわたり紹介してきました。今回はその取組みを総括します。 ◎取組みのきっかけは死亡災害  この企業が全社的に労働災害防止対策に取り組むきかっけとなったのは死亡災害の発生でした。トラック荷台のあおりの上に乗って作業中、誤って墜落。後頭部を強く打……[続きを読む]

2024.09.26 【安全スタッフ】
【イラストで学ぶ身近なリスクと対策】第55回 玉掛け不良による災害

1.はじめに  10月は神無月、初秋の侯・秋冷の侯、紅葉の美しい季節となりました。10月1日~7日は全国労働衛生週間(昭和25年から実施)。当週間は、「事業場における自主的労働衛生管理活動を通じて労働者の健康の保持増進と快適な職場環境の形成に寄与することを目的」として展開しています。 2.玉掛け作業の基本 (1)「クレーンによる玉掛け作業……[続きを読む]

2024.09.26 【安全スタッフ】
【社労士が教える労災認定の境界線】第369回 船の補修工事で作業員が熱中症に

災害のあらまし  船舶の修理などの業務を行うY社の社員Xは、サウジアラビア西部の港町ヤンブーへの出張を命じられ、そこで浚渫船(河川や港湾で水底の土や砂を掘り取って水深を深くするための船)のバケット(水底の砂などを掬い上げるための大きなスコップ)補修工事に従事することになった。  某年8月15日にヤンブーへ到着した後、同月17日から屋外での……[続きを読む]

2024.09.26 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第449回 府立高校教員事件 過労による適応障害で注意義務違反 大阪地裁令和4年6月28日判決

Ⅰ 事件の概要  原告Xは、Y府(大阪府)の設置・運営する高校の担当教諭として勤務しており、過重な業務により長時間労働を余儀なくされ、適応障害を発症したとして、国家賠償法1条1項または債務不履行(安全配慮義務違反)に基づき損害賠償請求をしたものである。  Xは、平成28年4月から府立A高校の教諭として1科目の副担任として授業をするとともに……[続きを読む]

2024.09.26 【安全スタッフ】
【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第33回 プレス機 5台以上で作業主任者選任

 プレス機械は、主に金属板の曲げ、絞り、せん断、打抜きなどの成形加工を行います。大きな製品や複雑な形状の製品、生産量の少ない物に多く使われる単発工程用では、金型をプレス機械に取り付けるとき自動送り加工に比べ危険度が増します。  単発加工は、作業者がプレス金型内に材料を入れ、機械操作して加工を行い、加工された製品を金型から取り出しする一連の……[続きを読む]

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