『安全衛生眺めてみれば』の連載記事

2025.02.12 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第28回 「性的な匂い」は御法度

 江戸時代、「不義密通はお家の御法度」として、職場での性的な関係は厳禁されていたようですが、現代はそうでなく、男女が知り合う場として、大事な場所の一つとされているようです。現に多くの者が職場で知り合い、幸福な家族をつくり上げています。私の友人にも、そのような夫婦である者が何組もおります。  とりわけ問題となるものに、職場の権力関係を背景に……[続きを読む]

2025.01.28 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第27回 パワハラで安全に遠慮!?

 職場にパワーハラスメントがあれば、心身に不調をきたす社員が出ることも稀ではありません。安全衛生の確保からも決して容認できない事態となります。  一方、労働契約の本質は従属労働と定義されており、部下たる労働者は、企業の代理人としての上司の指揮監督に従うことが、その義務の本質とされています。  また、上司は部下に職務を与え、その職務を適切に……[続きを読む]

2025.01.10 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第26回 航空機事故の脱出劇

 昨年の1月2日、羽田空港で日本航空機が炎上するシーンは、鮮明に記憶に残っています。搭乗していた乗客367人と乗務員12人は無事脱出することができました。しかも乗客には、車椅子の2人と幼児8人が含まれていたのです。記録によると、機体がようやく停止した6分後、8カ所の脱出口のうち5カ所の脱出口は火災のため使用できず、残り3つの脱出口を展開し……[続きを読む]

2024.12.19 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第25回 神社仏閣のように美しく

 わが家では、ご近所の氏神様に、今年一年の幸せを願って初詣をします。私自身はそんなに信仰心が篤いわけではないのですが、神社仏閣を訪れることが好きで、初詣だけでなく、旅行中も時間が許す限り、その地方の神社仏閣を訪れます。どこの神社仏閣であっても、美しい樹木、玉砂利、竹箒の跡が残る掃き清められた参道などが醸し出す、心に沁みる静謐(せいひつ)さ……[続きを読む]

2024.12.10 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第24回 二重・三重の安全措置

 ロックアウトという言葉から、私が思い浮かぶのは、労働組合がストライキをしたときに会社側が工場に鍵をかけて組合員が工場に入れないようにする労働争議上の会社側の対抗措置で、もう1つは亭主が悪いことをして、奥さんが怒って玄関に鍵をかけて家に入れないようにするという対抗措置です。  これにもう1つの意味が最近、付け加えられました。先日、顧問先の……[続きを読む]

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