『イチからカクニン安衛法』の連載記事

2022.03.10 【安全スタッフ】
【イチからカクニン安衛法】エレベーター関係の規制

運転・故障時対応を周知  クレーン則の第5章1節ではエレベーター製造・設置時の手続き、同2節では使用時のルールを定めています。  エレベーターとは、一般に、人や物を載せて上方に移動させる装置を指します。安衛法では、労基法別表1の1~5号に掲げる事業場に設置するものを規制の対象とします。ただし、主として一般公衆の用に供されるもの等は除かれま……[続きを読む]

2022.02.10 【安全スタッフ】
【イチからカクニン安衛法】デリック使用時の検査等

つり上げ荷重に応じて対応  クレーン則の第4章3節から5節にかけては、デリックの使用開始後に必要な検査・届出関係の規定を定めています。内容的には、固定式クレーンとおおむね同様です。  つり上げ荷重が2t以上のデリックは、設置届を提出し、落成検査を経てデリック検査証を受けます。2t未満も、設置報告書を届け出ると同時に、荷重試験を行います。し……[続きを読む]

2021.11.10 【安全スタッフ】
【イチからカクニン安衛法】デリックの製造・使用

基本はクレーンと同様  クレーン則の第4章1節ではデリック製造・設置時の手続き、同2節では使用時のルールを定めています(別掲)。クレーンと重複する部分が大部分なので、足早に内容をみていきます。  デリックとは、「荷を動力を用いてつり上げることを目的とする機械で、マストまたはブームを有し、原動機を別置し、ワイヤロープにより操作されたもの」等……[続きを読む]

2021.10.12 【安全スタッフ】
【イチからカクニン安衛法】移動式クレーンの検査等

基本パターンは固定と同様  クレーン則の第3章3節から5節にかけては、移動式クレーンの使用後に必要な検査・届出関係のルールが並んでいます(別掲1)。おおむね固定式クレーンと内容は同じですが、もちろん、細部で異なる点もあります。 別掲1 移動式クレーンの各種検査等に関する規則 ① 1年以内ごと1回の定期自主検査(クレーン則76条) ② 1月……[続きを読む]

2021.09.10 【安全スタッフ】
【イチからカクニン安衛法】移動式クレーン使用上の規定

あらかじめ作業方法を決定  クレーン則の第3章2節では、所定の届出・検査を経た移動式クレーンを、実際に使用する際のルールを定めています。  2節の大部分は、安衛法20条を根拠とし、機械による危険を防止するための措置に関するものです。移動式クレーンの使用・就業上の安全基準(別掲1)は、大きく2種類に分かれます。  ①作業上の遵守事項(63条……[続きを読む]

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