『ケーススタディー人事学Q&A』の連載記事

2025.03.20 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第35回 横領疑惑の報告 事情聴取前に調査を 金額確定後は弁償誓約/西川 暢春 NEW

【Q】 室内の補修事業を行うA社は、作業員が現場で料金を受領した後、経理担当者に入金する方式をとっている。経理のBから人事部に、「作業員Cが半年以上にわたって、集金した現金を着服している」と報告があった。社内で横領の前例はない。どのように調査し、処分を行えば良いのだろうか。また、半年以上横領に気付かなかったBにも処分は必要だろうか。 顧客……[続きを読む]

2025.03.13 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第34回 試用期間の延長 適格性判断できたか 長期休業は合理的事由に/西川 暢春

【Q】 H製造会社では、就業規則で3カ月の試用期間を設けている。ある日試用期間中のIさんが業務外で交通事故に遭ってしまい、1週間の入院を要するほか、6カ月の休業が必要な骨折を負った。試用期間を延長し、復帰後もしばらく試用期間として扱って技量などを見極めたいのだが、可能だろうか? 予見不可な事情なら 【A】 どのような場合に試用期間の延長が……[続きを読む]

2025.03.06 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第33回 玄関先の転倒は通勤災害? 自由通行が可能か 「門の内側」なら該当せず/西川 暢春

【Q】 D商事では昨日、事務員Eから「通勤途中に転び、骨折してしまいました」との連絡があった。詳しく話を聞いてみると、どうやら自宅の玄関を開けて外に出ようとした際に、家族の靴につまずいて転んでしまったらしい。この場合でも、通勤災害として取り扱うべきなのだろうか…? 集合住宅は扉が境界 【A】 通勤災害として労災からの給付の対象になる「通勤……[続きを読む]

2025.02.27 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第32回 SNS炎上で損害賠償請求 社員の投稿内容記録 拡散範囲やコメントも/西川 暢春

【Q】 D工務店では、ある日からクレーム電話が殺到するようになった。内容は「パワハラを放置するなんて酷い会社だ」というもの。なんと、パワハラ被害を会社に訴えていたEが、社名と加害者とされる人物の実名をSNSに投稿し、炎上していたのだ。会社としては放置しておらず、実態を調査中であることはEにも伝えていた。Eに損害賠償請求はできるのだろうか?……[続きを読む]

2025.02.20 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第31回 就業規則変更の施行日 周知で効力が発生 遡って適用はできない/西川 暢春

【Q】 A不動産では、扶養家族がいる従業員に支給してきた家族手当を廃止する。家族手当分の原資は全従業員に均等に振り分けて基本給を増額。就業規則の変更が済み、あとは労働基準監督署に届け出るだけというところで、社員Bから「来月までは今までどおり手当をもらえますよね?」と質問が。届出後、今月分から廃止するつもりだったが、どうするべきなのだろうか……[続きを読む]

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