『人事部のための金融リテラシー入門』の連載記事

2024.06.20 【労働新聞】
【人事部のための金融リテラシー入門】最終回 会社の成長につなげる 公的資源活用も一手 社内制度は今一度周知を/山崎 俊輔

“財形”再評価する動き  社会人に求められる金融リテラシーとは何か、連載を通じて紹介してきたが、社会的課題への対応と考えてはいけない。社員の金融リテラシー向上は、企業現場の重要課題なのだという意識を持って臨みたい。  金融リテラシーの高い会社員は、会社へのエンゲージメントも高く、生産性の高い人材となる可能性が高い。少なくとも、お金の不安を……[続きを読む]

2024.06.13 【労働新聞】
【人事部のための金融リテラシー入門】第22回 人的資本開示と企業年金制度 最も効率的な仕組み 中小企業こそ積極開示を/山崎 俊輔

知識だけでは解決せず  前回、人的資本の情報開示項目として、金融経済教育の取組みについて記載する流れを説明した。そのなかで、退職金・企業年金制度の有無や理解度向上の取組みも記載しよう、と触れた。今回はもう少し補足しておきたい。  金融リテラシーの獲得、金融経済教育の取組みにおいては「知識の獲得」だけではなく「問題解決のための実行」が重要で……[続きを読む]

2024.06.06 【労働新聞】
【人事部のための金融リテラシー入門】第21回 人的資本情報の開示 金融教育の実績公表 有報で言及始める企業も/山崎 俊輔

政府も企業へ取組促す  人的資本の考え方が急速に広まっている。人材をコストとして捉えるだけではなく、価値を高めることのできる資本と捉え直し、その観点から人材を重視する姿勢を打ち出したり、人材育成のための研修コストを価値ある投資と位置付け直していこうという発想だ。  人材不足が全国的に広まっている今、時給アップに留まらない対策が必要になって……[続きを読む]

2024.05.30 【労働新聞】
【人事部のための金融リテラシー入門】第20回 研修の体系化 1回で終わらせない ターゲット明確化が要点/山崎 俊輔

満足度向上につながる  社内研修に金融経済教育を組み入れていくときに意識したいのは、1回きりで終わらせず、できるだけ体系的なものとすることだ。世代によって理解度の違いがあり(おおむね年齢を重ねるごとに金融知識は高まる)、必要とされるテーマも変化していく。ターゲットに合わせた教育コンテンツを用意することが大切だ。  前回述べたとおり、既存の……[続きを読む]

2024.05.23 【労働新聞】
【人事部のための金融リテラシー入門】第19回 研修への組み入れ 既存の1コマへ割当 マンネリ化解消にも有効/山崎 俊輔

サブテーマとして設定  社員の金融リテラシーを高めるため、最も簡単に行える取組みは前回述べた確定拠出年金の継続投資教育だろう。制度を導入した企業の責任としても教育の実施が法定されているので、予算確保の理由も立てやすい。また内容も具体的に定めがあるので企画・実施も行いやすい(金融機関もコンテンツの用意があり依頼すれば実施に困ることもないのも……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。