『人工知能が拓く未来~人事労務分野への影響~』の連載記事

2016.06.27 【労働新聞】
【人工知能が拓く未来~人事労務分野への影響~】最終回 AI発展に備える 消える”低生産”人材 労働法にも変化もたらす/髙井 伸夫

危機感=対立ではない 18世紀以降、イギリスにおける工業革命に端を発した産業革命の進展により人間は重労働から解放された。20世紀半ばに産声を上げた人工知能(AI)は人間を単純労働からも知的労働からも解き放とうとしている。AIが人間を超えつつあるからといってその開発・研究を禁止することはできない。人類70億人の中にはAIに共感する人、AIに……[続きを読む]

2016.06.20 【労働新聞】
【人工知能が拓く未来~人事労務分野への影響~】第11回 人間がやるべきこと 活用の方向性を選択 「代替化」だけではない/藤井 薫

キーワードは「自在化」 前回は、人工知能(AI)を人事が活かす際の二つの壁についてみつめた。 一つは、ArchiveなくしてAnalyticsなし。人事の頭の中や現場に散在していたタレントデータの収集・整備こそが、AI活用による分析・予測の基盤になること。もう一つは、Account(勘定)よりAccountability(説明責任)。業績……[続きを読む]

2016.06.13 【労働新聞】
【人工知能が拓く未来~人事労務分野への影響~】第10回 活用に向けた2つの壁 人材情報の蓄積必須 研修履歴や業績評価など/藤井 薫

統合データベース化を 前回は、「人事は新しい力によって何ができるか?」について、概要とキーワードをみつめた。 人材採用、労働生産性の向上、優秀人材のリテンション、業績評価、従業員の動機付けとコミットメントの獲得、組織再編、ワークスタイル変革。これら人事が向き合うすべての領域において、大量・多様・多頻度のデータ、いわゆる3Vデータ(Volu……[続きを読む]

2016.06.06 【労働新聞】
【人工知能が拓く未来~人事労務分野への影響~】第9回 利活用の方向性 優秀人材を採用・保持 データ分析し施策実行へ/藤井 薫

競争力強化をめざす 前回は、今なぜ、人事がAIに向き合わなければならないかについて、その背景を概観した。GDP(Global,Diversity,Productivity)、サービス経済化、KDD(Knowledge Discovery in Database)。今後、企業にとって不可逆的に重要度が高まる3つのキーワード。これらが、人事に……[続きを読む]

2016.05.30 【労働新聞】
【人工知能が拓く未来~人事労務分野への影響~】第8回 AIに向き合う理由 勘・経験で対応できず 多様性生かした登用など/藤井 薫

未活用の"文明の利器" 「民多利器、國家滋昏、民多智慧、邪事滋起」(民に利器多くして、国家ますますみだる。民に知恵多くして、邪事ますます起こる)。こう憂いたのは、ご存知道教の祖・老子である。 文明の利器や智慧が生み出す利便と、その先にある人々の怠惰や狡知と精神の退行。そんな2000年以上も前に老子が抱いた胸騒ぎと憂慮は……[続きを読む]

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