『人的資本経営期のHR用語集』の連載記事

2025.01.16 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第112回 受動喫煙対策 医療費負担が低下 社員の休業リスクも減/木谷 宏 NEW

防止措置怠れば過料も  社会全体や職場において、受動喫煙対策や喫煙率低下に向けた取組みが広がっている。喫煙者が吸引する煙だけでなく、タバコから立ち昇る煙や吐き出す煙(副流煙)にもニコチンやタールなどの有害物質が含まれる。本人が喫煙せずとも、身の回りのタバコの煙を吸わされることを受動喫煙と言い、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候……[続きを読む]

2025.01.09 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第111回 人材アセスメント 知と情の両面評価 管理職適性見極める/木谷 宏

昇進判定の全工程指す  アセスメントとは評価や査定を意味する一般語であるが、人事管理においては個人の能力判定を行う試験などを意味する。「人材アセスメント」は通常の人事考課とは異なり、管理職などに昇進させる際の判断基準に基づき、試験や検査を実施する一連の選考プロセスを指すことが多い。他にも「人事アセスメント」、「昇進(昇格)アセスメント」な……[続きを読む]

2024.12.19 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第110回 抜擢人事 “驚き”を含む概念 年齢や性別の面で/木谷 宏

力量と期待による登用  抜擢とは、“多くの人々のなかからとくに選び出してある仕事をさせること”を意味し、人事管理においては飛び級などによる登用を「抜擢人事」と呼ぶ。抜擢人事は、若手のA課長が10人抜きで部長に選ばれるといった個別の異動事例を指すことが多いが、「年功人事」の対義語として成果主義に基づく人事制度全体を表すこともある。  洋の東……[続きを読む]

2024.12.12 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第109回 単身赴任 望まぬ転勤なくす 一部大手損保などで/木谷 宏

手当は大別して4種類  単身赴任とは、配偶者と子どものいる従業員が自宅からの通勤が難しい地域への転勤を命じられた場合、子どもの教育、家族の病気・出産・育児・介護、住宅ローンなどを理由として単身で勤務地へ赴任することを指す。単身赴任によって本人や家族が被る経済的・精神的な負担は大きいため、別居手当や帰省交通費など経済的な援助(単身赴任手当)……[続きを読む]

2024.12.05 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第108回 早期離職 一定の発生想定を 改善へ退職者調査など/木谷 宏

大卒者3年3割は今も  新卒者による早期の退職に関する指標は、いわゆる「7・5・3問題」(中学新卒者の7割、高校新卒者の5割、大学新卒者の3割が3年以内に離職する)として認識されてきた。一般には入社してから3年以内の自己都合による退職を「早期離職」とし、新規学卒者の初職就職後の動向を表す代表的な数字として定着している。厚労省が公表した20……[続きを読む]

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