『新法で大きく変わる!フリーランス活用の留意点』の連載記事

2024.10.10 【労働新聞】
【新法で大きく変わる!フリーランス活用の留意点】最終回 健康管理指針 健診費用へ配慮必要 長時間就業の抑制策も/中野 雅之

 第13回は個人事業者に対する安全衛生対策の強化についてみてきた。最終回である第14回は、個人事業者等の健康管理に関するガイドライン、労災保険特別加入制度の拡大についてみていきたい。 リスクの情報提供を  「個人事業者等の健康管理に関するガイドライン」は2024年5月に策定された。本ガイドラインは、個人事業者等も労働者と同じ安全衛生水準が……[続きを読む]

2024.10.03 【労働新聞】
【新法で大きく変わる!フリーランス活用の留意点】第13回 安全衛生対策の強化 最高裁判決が契機に 労働者と同等の保護必要/中野 雅之

 第12回は偽装フリーランス問題などについてみてきた。第13回は個人事業者に対する安全衛生対策の強化について解説する。 契約関係は問わない  2021年5月17日の建設アスベスト訴訟最高裁判決は、労働安全衛生法22条の規定について、労働者と同じ場所で働く労働者以外の者も保護する趣旨であると判断した。  これを踏まえ、22年4月に請負人や同……[続きを読む]

2024.09.19 【労働新聞】
【新法で大きく変わる!フリーランス活用の留意点】第12回 偽装フリーランス問題 裁判所などが実態判断 特別加入は理由にならず/中野 雅之

 第11回はフリーランス新法の履行確保措置について解説した。第12回は偽装フリーランス問題、独占禁止法、下請法と家内労働法との適用関係をみていくこととする。 信用棄損のリスクも  労働基準法をはじめとした個別労働関係法令が適用される「労働者」であるかどうかは、契約の形式にかかわらず、客観的にみて、「指揮監督下の労働」(諾否の自由の有無、業……[続きを読む]

2024.09.12 【労働新聞】
【新法で大きく変わる!フリーランス活用の留意点】第11回 履行確保措置 行政が立入検査も 命令違反は罰金50万円/中野 雅之

第10回は「解除等の予告義務」についてみてきた。第11回は、フリーランス新法の履行確保措置についてみていく。 違反者にはまず勧告  発注事業者が取引の適正化に係る条項に違反した場合、次のような流れで履行確保措置がとられる。  フリーランスは、取引の適正化に係る条項に違反する事実がある場合には、公正取引委員会または中小企業庁長官にその旨を申……[続きを読む]

2024.09.05 【労働新聞】
【新法で大きく変わる!フリーランス活用の留意点】第10回 解除等の予告義務 「発注者から」が対象 合意の意思は慎重に判断/中野 雅之

 第9回は「ハラスメント防止改善措置義務」についてみてきた。第10回は、「就業環境の整備」のうち「解除等の予告義務」についてみていく。 契約の不更新も含む  フリーランスが契約を突然解除された場合に生じる負担を軽減し、次の取引に円滑に移行できるようにするため、継続的業務委託契約の中途解除・不更新について、発注事業者が事前に予告することを義……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。