『留意事項を踏まえたシフト制雇用管理の実務』の連載記事

2023.07.20 【労働新聞】
【留意事項を踏まえたシフト制雇用管理の実務】最終回 その他トラブル防止 年休希望踏まえ調整 時季指定は原則できず/家永 勲

時間の長短は無関係  シフト制労働者であっても、雇入れの日から起算して6カ月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤したときは、労働基準法所定の日数の年次有給休暇を付与する必要がある。所定労働日数が、週30時間未満であることを前提に、①1週間の所定労働日数が4日以下の場合や、②週以外の期間によって所定労働日数が定まっている場合のいずれかに該当……[続きを読む]

2023.07.13 【労働新聞】
【留意事項を踏まえたシフト制雇用管理の実務】第3回 運用 労働者の関与確保を 大幅減は高確率で違法か/家永 勲

指揮命令権の範囲内  シフト制労働者の労働日や労働時間を確定させるためには、シフト期間に入る前にシフトを決定しなければならない。そもそも、シフト制労働者におけるシフトの決定権限は誰にあるのであろうか。  シフト制労働者である場合には、シフトを決定する権限は、別段の合意がない限りは、使用者の指揮命令権行使の範囲内となる。なぜなら、シフト制労……[続きを読む]

2023.07.06 【労働新聞】
【留意事項を踏まえたシフト制雇用管理の実務】第2回 募集から労働契約締結 募集時は的確表示を 作成・変更手続き規定も/家永 勲

職種ごと定めが必要  厚生労働省が令和4年1月7日に公表した「いわゆる『シフト制』により就業する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項」(以下「シフト制留意事項」という)は、シフト制労働者の募集時に関しても触れている。  労働基準法においては、労働契約締結前に労働条件の明示が義務付けられているが、募集段階の規制は定められていない。募集……[続きを読む]

2023.06.29 【労働新聞】
【留意事項を踏まえたシフト制雇用管理の実務】第1回 法的性質 柔軟な設定が可能 契約時に労働時間定めず/家永 勲

原則の記入は必要に  厚生労働省は、令和4年1月7日、「いわゆる『シフト制』により就業する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項」(以下「シフト制留意事項」という)を公表した。  シフト制という働き方自体は、労働日および労働時間の柔軟な設定という観点から労働者と使用者の双方にメリットがあり得るものであるという理解を前提としながらも、使……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。