『50人未満事業場 安全衛生基本のキ』の連載記事

2025.04.10 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第14回 交通労災対策 死亡リスクは8倍増 酒気帯びの危険性周知を/野口 紀央 NEW

運転者多ければ「依存症教育」も  令和6年に発生した第三次産業の死亡労働災害187件のうち57件は交通事故だった。事故の型別でみると、最も多い。介護事業場では利用者の送迎、飲食業では出前の配達など、第三次産業はどの業種でも車を運転する機会が多いので、安全対策に取り組みたい。  運転者自身がケガを負うだけではなく、関係ない第三者を巻き添えに……[続きを読む]

2025.04.03 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第13回 高齢者対策 体操5種で体力測る 結果は環境改善に活用/野口 紀央

生活習慣見直しテーマに教育を  令和5年時点で雇用者全体に占める高齢者(60歳以上の者)の割合は19%、休業4日以上の労働災害の被災者に占める割合は29%だった。どちらも平成15年以降、ジリジリと伸びており、それぞれ20年間で10ポイント程度上昇している。もはや労災の減少を図る観点から無視できなくなっている状況を踏まえ、厚生労働省は令和2……[続きを読む]

2025.03.27 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第12回 女性に関する対策 30キロ以上の運搬NG 有害物を扱う業務も制限 /野口 紀央

メタノールなど計26物質を指定  今回は、労働安全衛生上、女性に配慮が必要な法規制について記載する。令和6年の労働力調査によると、全業種における就業者数(パートも含む)6781万人のうち女性は3082万人で、45%を占めていた。10年前の平成26年は2729万人(就業者に占める割合は43%)なので、長期的にみて増加傾向である。  一方、労……[続きを読む]

2025.03.20 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第11回 激突されなど 視界不良の改善を 4S徹底し障害物は撤去/野口 紀央

角にミラー置き台車と接触回避  今回は、第三次産業でめだつ「激突」(人が主体となって静止物または動いている物に当たった場合をいう)および「激突され」(物が主体となって人に当たったケースを指す)などの災害について、対策を紹介したい。  令和6年の労働災害発生状況(速報)によれば、第三次産業の全労災発生件数のうち激突・激突されは8%を占めてい……[続きを読む]

2025.03.13 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第10回 清掃業の墜落対策 天板またがず立たず 脚立のルールを定期教育/野口 紀央

“危険”との認識薄く注意が必要  今号では、第三次産業の清掃・と畜業における「転落・墜落」と「はさまれ・巻き込まれ」の労働災害を取り上げる。  これらの型の死亡災害は、建設業や製造業で多く発生している。だが、死傷災害となると第三次産業の件数がめだつ。令和6年の災害発生状況(速報)をみると、第三次産業での「転落・墜落」は6997件に上り、全……[続きを読む]

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