『50人未満事業場 安全衛生基本のキ』の連載記事

2025.03.13 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第10回 清掃業の墜落対策 天板またがず立たず 脚立のルールを定期教育/野口 紀央 NEW

“危険”との認識薄く注意が必要  今号では、第三次産業の清掃・と畜業における「転落・墜落」と「はさまれ・巻き込まれ」の労働災害を取り上げる。  これらの型の死亡災害は、建設業や製造業で多く発生している。だが、死傷災害となると第三次産業の件数がめだつ。令和6年の災害発生状況(速報)をみると、第三次産業での「転落・墜落」は6997件に上り、全……[続きを読む]

2025.03.06 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第9回 飲食業 ~火傷や切れ・こすれ~ イラスト用いて指導 学生バイトの理解が進む/野口 紀央

揚げ物運搬時は声掛けの徹底を  第三次産業の1つである飲食業は従業員数50人未満の小規模事業場の割合が高く、労働災害も多い。昨年の死傷災害発生状況速報値をみると、飲食業の労災のうち83%が小規模事業場で発生していた。被災者の年齢別では29歳未満が34%を占めており、19歳未満に限れば14%を占めている。  令和3年のデータになるが、被災者……[続きを読む]

2025.02.27 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第8回 社会福祉施設の腰痛 高負荷作業は平準化 体格や経験踏まえ管理を/野口 紀央

常時従事の場合 半年に1度健診  今回は、保健衛生業における「動作の反動・無理な動作(腰痛)」による労働災害防止対策について解説する。腰痛の発生件数は増え続けており、とくに社会福祉施設を含む保健衛生業の状況は深刻で、全労災に占める割合は43.2%に上っている。  腰痛が起きる背景としては、主に4つの要因がある。不自然な作業などの「動作要因……[続きを読む]

2025.02.20 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第7回 転倒災害対策 “店舗裏”こそ警戒を 整理不徹底で労災の温床/野口 紀央

50歳超女性では骨折リスク高い  たかが転倒と思っている方もおられるかもしれないが、それは間違いだ。とくに中高年女性は、重傷になりやすい。50歳以上の女性が転倒で休業4日以上の負傷をした場合、「73.9%が骨折」とのデータもある。平均休業見込み日数は47日に及んでいる。  昨年の労働災害発生状況(速報値)によると、第三次産業全体の死傷災害……[続きを読む]

2025.02.13 【労働新聞】
【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第6回 安全活動の推進 段階経て安衛委設置 経営会議から発展させて/野口 紀央

小売業なら2月8月に活動推進  安全衛生計画の立案方法や安全活動の進め方を紹介する。  まずは、安全衛生計画の説明から始めたい。小規模事業場の経営者は非常に忙しいことから、事業計画の立案と併せて、安全衛生計画を考えると良い。時間の節約になるばかりか、事業の繁閑を把握できるため、閑散期に安全活動に時間を割きやすくなる。  そのうえで、自社の……[続きを読む]

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