- 2019.06.20 【労働新聞】
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【国土を脅かす地震と噴火】最終回 伊豆大島噴火 日本初の全住民島外避難/伊藤 和明
伊豆大島火山は、歴史時代たびたび大噴火を繰り返してきた。山頂部には、径3キロ前後のまゆ型をした凹地のカルデラがあり、中央火口丘の三原山(758メートル)がそびえている。 1986年11月15日の午後5時25分ごろ、三原山の山頂火口から噴火が始まった。溶岩の噴泉を間欠的に噴き上げ、日が暮れると溶岩の火柱が赤々と夜空に映じ、みる人を魅了し……[続きを読む]
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