『日本に馴染む職務型人事賃金制度』の連載記事

2020.06.18 【労働新聞】
【日本に馴染む職務型人事賃金制度】最終回 今後進むべき方向性 職能型見直し加速へ コロナ危機で働き方変化/柴田 彰

非効率性が白日の下に  今年、2020年は未曽有のコロナ危機を迎えた年として、世界的に記録に残ることになるだろう。日本企業は、かつて経験したことのないリモート環境での業務継続を強いられ、日々の仕事の進め方を大きく変えなければならない事態となった。また、飲食業や小売業など、対面でのサービス提供を前提とした企業を中心に、業績が著しく棄損される……[続きを読む]

2020.06.11 【労働新聞】
【日本に馴染む職務型人事賃金制度】第22回 テーマ別導入・運用事例(4) 多様性実現の土台に 若返りや女性抜擢促す/加藤 守和

“約束手形”がなくなる  企業事例編の最後となる今回は、「多様性(ダイバーシティ)」をテーマとして取り扱いたい。  企業の人事の方から、職務型人事制度は「多様性」を損なうのではないかという質問をいただくことがある。恐らく、職務型人事制度が緻密に設計されるため、多様性という言葉の持つ柔らかい語感とマッチしないことから生じる疑念であろう。  ……[続きを読む]

2020.06.04 【労働新聞】
【日本に馴染む職務型人事賃金制度】第21回 テーマ別導入・運用事例(3) 個々の責任明らかに 組織動かし生産性向上へ/加藤 守和

経営陣で危機意識共有  今回は、「マネジメント力強化」と「生産性向上」をテーマとして取り扱いたい。  職務型人事制度の重要なポイントは、職責を明らかにし、その職責に見合った報酬で報いることである。これは、会社と個人の「契約」という概念に近い。  日本企業において、「契約」という概念は今まで曖昧にされてきた。メンバーシップ型雇用とも称される……[続きを読む]

2020.05.28 【労働新聞】
【日本に馴染む職務型人事賃金制度】第20回 テーマ別導入・運用事例(2) 異動の透明性確保を グローバル対応 海外人材活用に必須/加藤 守和

日本人のみでは限界に  前回は「管理職数の肥大化」と「職責と報酬の不整合」をテーマとし、実際の企業事例を紹介したが、今回は「グローバル化」をテーマに取り扱いたい。  ある大手制御装置メーカーでは、2000年以降、海外展開を急速なスピードで進めてきた。初期段階では、各拠点に拠点長を配置し、国ごとに戦略を決めて実行をしていた。しかし、海外売上……[続きを読む]

2020.05.21 【労働新聞】
【日本に馴染む職務型人事賃金制度】第19回 テーマ別導入・運用事例(1) 管理職数肥大化防ぐ 統合時の制度改定 人財活性が成否分ける/加藤 守和

M&A重ねポスト乱立  今回から4回にわたり、職務型人事制度を導入・運用している企業の事例をもとに解説をしていきたい。  職務型人事制度といっても、目的や内容は企業によって異なる。そのため、各回でテーマを掲げ、その背景や内容についてテーマに沿って解説していく。今回、取り上げるテーマは「管理職数の肥大化」と「職責と報酬の不整合」である。  ……[続きを読む]

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